食品製造業向け研修事例
自社商品による黒字化達成研修
~東京出店!"エキナカ"で自社商品を販売し営業利益を創出せよ~
【株式会社お菓子のさかい様(福島県石川町)】
1913年創業の老舗菓子店として地元石川町をはじめ郡山、福島など県内に8店舗を展開されています。
和洋を問わず様々な商品を開発されており、伝統あるブッセやカリントまんじゅうは人気商品として地域の方々に愛されています。
今回、若手社員の販売力強化に新商品のプロモ―ションを兼ねて本研修を受講されました。
【カリキュラム概要紹介】
研修目標「お菓子のさかい東京支店として期間内に黒字化を達成せよ」
弊社の培った催事運営ノウハウ等の座学を行った後に都内エキナカや郵便局において自社商品の催事販売会を運営します。
研修生は設定された“お菓子のさかい東京支店”メンバーとして活動し期間内に利益を創出することが目標です。
研修では販売だけではなく売上管理や在庫管理も行い、正確な営業利益を算出することが求められます。
今回は4名の若手社員による12日間の販売活動を行いました。販売会場によって大きく異なる環境の違いにいかに早く対応できるかが大きなポイントでした。
【実習スケジュール】
最初に商品知識・販売ノウハウ・経営管理手法等を座学で学び、実習、成果発表会の全15日間で行われました。
【販売実習経緯】
- (1)実習前半
- 銀座駅と都内郵便局の2拠点体制でスターしました。郵便局店頭では営業5時間でカリントまんじゅうを600個以上を売りあげるなど予想以上の反響となりました。
その反面、大きな売上を見込んでいたエキナカで店頭に客を呼び込めず大きく苦戦します。
その後も悪天候による来店数の減少など外部環境の変化による影響を乗り越えられず予定の売上を大きく下回りましたが、郵便局の上振れでなんとか18,811円の営業利益を確保しました。 - (2)中間振り返り
- メンバー全員が集まり実績確認と課題・改善すべき点をディスカッションしました。特にエキナカ苦戦の原因追求とを考え対策案に時間を費やしました。
- (3)実習後半
- 銀座駅・目黒駅のエキナカ2店舗体制となりましたが対策に打ったにも関わらず集客に苦戦し9日目終了時点で営業利益11,204円まで低下してしまいます。
原因は対策の不徹底でした。やるべきことを理解していても疲労や自らの殻を破れずに中途半端な活動になっていました。ミーティングにて全員の目標達成意志を確認し、施策の徹底を約束したうえで最後の追い込みに臨みます。
最終日は1拠点のみ、かつ通行客の少ない土曜日なため、平日の残り2日間が勝負でしたが翌日の売上は銀座+46%、目黒+58%、金曜日もそれぞれ+49%、+74%と劇的に改善し、最終的に営業利益+5,602円で目標達成することができました。 - (4)成果発表会
- 後日、お菓子のさかい様本社にて各店舗の店長や販売スタッフが参加の中成果発表会が行われ、受講メンバーそれぞれから本研修での気づき、研修の成果、自己成長した点について発表がありました。
最後に酒井社長より、右も左もわからない環境において肉体的にも精神的にも大変な中、目標達成を諦めずやりきったことに対してお褒めの言葉があり社長賞をいただくことができました。